六本木キングオブらーめん。

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この珠玉の一杯がどうしても頭から離れられず、ランチはここに自然と足が向く。注文を終えカウンターに座る。ふと先客のらーめんを運ぶ店員を知らず知らず目で追ってしまう。待ちきれないのだ。口の中はすでにこのらーめんの味をシュミレートして唾液が止まらない。待ちきれない心を静めようと目を閉じると、「ちゃっちゃ」と音がする。店主の麺を湯きりする所作の中で生み出す音だ。茹で麺機の沸騰した湯の音とスープを煮詰める音、店員があくせく物を運ぶ音。らーめんをただ待つ客、豪快にらーめんをすする客。その中心で寡黙に湯きりをする店主はさながらオーケストラのタクトを握り我々をさらなるステージへと導くかのようだ。その姿に見とれること7分。遂に私の前に至福の一杯がやってきた。とても長い道のりを越えて再開した友のように、いつもと変わらないやさしいスープに舌鼓を打つ。油と少ししょっぱい醤油ベースのスープは毎日食べても飽きの来ない味。北海道の製麺工場で作られた縮れ麺がスープを見事に絡めとる。やっぱりうまい。気がつけば器は空。お会計を済まし外に出る。台風一過の秋空が、らーめんを食べ終えた汗に心地よい。明日もまた来よう。

 

著:らーめんブロガー純。

 

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