終戦記念日に思うことがある
8月15日は終戦記念日で、英霊を偲ぶ一日として日本国民には大事な日だ。
まだ子供だったころ、終戦記念日ってなんだか怖かった。
毎年ほたるの墓が日本テレビ系列のＣＨで放送されて悲しい現実を垣間見て、祖母に戦争の体験談を聞かせてもらいながら、二度と戦争は起こすべきではないと誓ったものである。当時は食べ物を得るのも困難で、今ある食べ物を粗末になんかできないと心に刻み込んだ。普段考えたこともない大きな悲しみが戦争には溢れている事を知った。
大人になってからわかる事もいっぱいあるけれど、子供は子供のものさしで戦争を肌で感じる一日として終戦記念日は深い意味があった。当時を経験した語り部たる大人が周りにたくさんいたことも大きいのかもしれないが。
されど、大人になってからどうも東京の暮らしが長くなると終戦記念日だったり大災害のあった日だったり、町行く人々がそ知らぬ顔で振舞い楽しそうに感じる。
なぜそんなに無関心なのか・・・。
でも、本当は周りから見れば私も無関心に振舞っているように見えるのだろうか。
いささかそうなのかもしれないと思うと参る。
日本に生まれて数々の営みの上に我々は生かされているのである。
そんなことを考えながら祖先や英霊に思いをはせて空を見上げる。
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